パソコンのディレクトリ構造とパス指定に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア:子から親のディレクトリを指定する場合には、カレントディレクトリを基点とした絶対パス指定を用いる。
イ:相対パス指定では、ルートディレクトリから目的のファイルへのパスを指定するので、カレントディレクトリに関係なく同じ表記になる。
ウ:ディレクトリとサブディレクトリとの間では、親から子へ、子から親への両方向の参照やカレントディレクトリの移動が可能である。
エ:ルートディレクトリにはサブディレクトリだけを登録することができ、ルート以外の各ディレクトリにはサブディレクトリとファイルを登録することができる。
答:ウ
ア:適切ではない。カレントディレクトリを基点としてディレクトリを指定するのは相対パス指定である。
イ:適切ではない。ルートディレクトリから目的のファイルまでを指定するのは絶対パス指定である。
ウ:適切である。ディレクトリとサブディレクトリとの間では、親から子へ、子から親への両方向の参照やカレントディレクトリの移動が可能である。
エ:適切ではない。ルートディレクトリには、サブディレクトリだけではなくファイルも登録することができる
ディレクトリ(directory)とは
■コンピュータの記憶装置のファイルを分類・管理するための保管場所のこと。
■UNIXやMS-DOSで主に使われる用語で、WindowsやMac OSでは「フォルダ」と呼ぶ。
■ディレクトリの中にはさらにディレクトリを作るこができ、ファイルを種別や内容によって細かく分類することもできる。
■コンピュータ上のすべてのファイルは階層構造により管理され、最上位にあるルートディレクトリ以外は必ず他のディレクトリに所属している。ディレクトリをたどることにより目的のファイルに容易に到達することが可能となり、このような構造を「ツリー型ディレクトリ構造」と呼ぶ。
ルートディレクトリ(root directory)とは
■最も上位の階層にあるディレクトリのこと。
■Windowsではディスクごとにディレクトリを管理するため、「A:\」「C:\」などのようにドライブ文字のみで表記されているディレクトリがディスクのルートディレクトリになる(パーティションに分割して使用する場合はパーティションごとにルートディレクトリができる)。
■UNIX系のOSでは全てのディスクを1つのディレクトリの下で管理するため、「/」というディレクトリ1つだけがルートディレクトリになる。
■ルートディレクトリには、サブディレクトリだけではなくファイルも置くことができる。
サブディレクトリ(sub directory)とは
■あるディレクトリの下の階層にあるディレクトリのこと。
■全てのディレクトリはルートディレクトリの下の階層にあるため、ルートディレクトリ以外の全てのディレクトリはサブディレクトリといえる。
■サブディレクトリの中には、ファイルやさらにサブディレクトリも置くことができる。
カレントディレクトリ(current directory)とは
■ユーザが現時点で作業の対象となっているディレクトリのことで、ワーキングディレクトリとも呼ばれる。
■相対パスでファイルを識別する場合に使われる。
■カレントディレクトリを移動するには、cdコマンドなどを使い、移動先を絶対パスまたは相対パスで指定する。
絶対パスとは
■ディレクトリやファイルの所在を示す文字列(パス)の表記法の一つで、最上位のディレクトリ(ルートディレクトリ)から目的のディレクトリやファイルまでの全ての経路を記述する方式。
■例えば「/aaa/bbb.txt」は、ルートディレクトリの中にあるサブディレクトリ「aaa」の中にあるファイル「bbb.txt」のことを指す。
相対パスとは
■ディレクトリやファイルの所在を示す文字列(パス)の表記法の一つで、起点となる現在位置(カレントディレクトリ)から、目的のディレクトリやファイルまでの経路を記述する方式。
■起点となるディレクトリを「.」で、一つ上位のディレクトリを「..」で表記する。
■例えば「../aaa/bbb.txt」は、一つ上位のディレクトリの中にあるサブディレクトリ「aaa」の中にあるファイル「bbb.txt」のことを指す。


